不動産売却における司法書士の役割とは?依頼するメリットや費用も解説!

不動産売却における司法書士の役割とは?依頼するメリットや費用も解説!

この記事のハイライト
●不動産売却における司法書士の役割には円滑な登記手続きやトラブルの未然防止などが挙げられる
●不動産売却の際に司法書士へ依頼すると得られるメリットには時間や手間が軽減することや詐欺を未然に防げることなどがある
●不動産売却で発生する登記を司法書士へ依頼した際の報酬は5,000円から1万5,000円ほどが目安である

不動産売却には、司法書士へ依頼するべき手続きがあります。
ただし、手続き自体はご自身でも可能なので、司法書士に依頼する必要があるのかどうか悩んでしまうかもしれません。
そこで、不動産売却における司法書士の役割や依頼すると得られるメリット、費用の目安などを解説します。
天白区や日進市を中心に愛知県全域で不動産の売却を検討されている方は、ぜひご参考にしてください。

\お気軽にご相談ください!/

司法書士の概要や不動産売却における役割とは

司法書士の概要や不動産売却における役割とは

不動産の売却方法を確認していると、司法書士へ依頼する手続きがあることに気付くでしょう。
司法書士の名前は聞いたことがあっても、どのような役割を担う職業なのか、具体的には知らないかもしれません。
そこで、まず司法書士について確認しましょう。

司法書士とは

司法書士とは、専門的な法律知識に基づいて登記や供託の代理などをおこなう国家資格者です。
裁判所や法務局などに提出する書類の作成も、司法書士の業務の1つです。
これらの手続きには専門知識がないと難しいものが多く、ご自身でおこなうと長い時間を要したり間違えたりすることがあるでしょう。
その点、司法書士に依頼するとスムーズかつ正確に手続きをおこなってもらえます。

不動産売却における司法書士の役割とは

司法書士がどのような職業なのかがわかったら、次は不動産売却における役割について確認しましょう。
不動産売却における司法書士の役割は、円滑な登記手続きです。
土地や建物の権利関係に変更が生じたときは、登記手続きが必要です。
不動産売却の際は、所有者を変更する所有権移転登記や、抵当権を抹消する抵当権抹消登記などをおこないます。
そして、登記手続きを業務としておこなうことができるのは、司法書士だけです。
そのため、不動産取引における登記手続きの代行は、司法書士に依頼します。
登記手続きはご自身でおこなうことも可能ですが、不動産売却の際は司法書士に依頼することが一般的です。
しかし、なぜ司法書士に依頼する必要があるのか、疑問に思うかもしれません。
司法書士に依頼すると費用がかかるので、節約のためにご自身で手続きをしたいと思うこともあるでしょう。
不動産売却における登記手続きを司法書士に依頼することが一般的である理由は、手続きを代行する以外の役割もあるからです。
それは、取引の安全性と円滑性の担保です。
不動産の売買は高額な取引になるため、安全かつスムーズに取引するためには専門家の存在が必要だと言えます。
司法書士に依頼しない場合は、注意しないとトラブルや詐欺が発生するかもしれません。
また、登記手続きは問題なくても、売主や買主がリスクやトラブルを気にして売却手続きが滞る可能性があります。
その点、司法書士が取引に関わると、トラブルの未然防止や安心感につながり、売却手続きが円滑に進むでしょう。
不動産売却において、司法書士はこのような役割を果たしています。

▼この記事も読まれています
任意売却とは?できないケースやできない場合は最終的にどうなる?

\お気軽にご相談ください!/

不動産売却における手続きを司法書士に依頼するメリットとは

不動産売却における手続きを司法書士に依頼するメリットとは

不動産売却における司法書士の役割を知ると、依頼したほうが良さそうだと感じるかもしれません。
そこで、司法書士に依頼すると得られるメリットを具体的に確認してみましょう。

メリット①時間や手間を軽減できる

1つ目のメリットは、時間や手間を軽減できることです。
登記手続きは、不慣れだとスムーズに進めることができない可能性があります。
また、登記手続きをおこなう法務局は平日しか開いていないので、場合によっては仕事を休む必要があるでしょう。
不備があると、再び法務局へ行って訂正をしなくてはなりません。
司法書士に依頼すると、そのような時間や手間をかけずに登記手続きができます。

メリット②支払いのトラブル防止につながる

2つ目のメリットは、支払いのトラブルを防げることです。
たとえば、不動産の売買契約を締結しても、買主が故意に代金を支払わず債務不履行になることがあります。
また、やむを得ない事情で支払いができなくなるケースもあるでしょう。
司法書士に依頼すると、このようなトラブルの防止につながります。
その理由は、司法書士は手続きを代行するだけではなく、売主と買主のあいだに入ってお互いの意思や支払い能力などを確認するからです。
不動産を購入する際は住宅ローンを利用することが一般的ですが、司法書士が認めないと融資の契約には至りません。
つまり、司法書士が認めて融資が実行されたのなら、支払いに関するトラブルの心配はほぼないといえるのです。
万が一トラブルが発生した場合は、司法書士へ損害賠償を請求できます。
したがって、司法書士に依頼すると、安心して取引をおこなうことができるでしょう。

メリット③詐欺を未然に防げる

詐欺を未然に防げることも、司法書士に依頼すると得られるメリットです。
不動産を売却する際は、詐欺にも注意しなくてはなりません。
不動産の売買は高額な取引なので、もし詐欺に遭うと多額の損失が生じてしまうでしょう。
司法書士に依頼した場合は、本人確認や権利関係の調査などが念入りにおこなわれます。
そのため、もし詐欺に遭いそうになっても登記をする前に回避できるでしょう。

▼この記事も読まれています
自己破産による不動産売却のタイミングとは?自己破産前の売却方法を解説

\お気軽にご相談ください!/

不動産売却の手続きを司法書士に依頼した際の費用の目安とは

不動産売却の手続きを司法書士に依頼した際の費用の目安とは

不動産売却の際は、登記手続きの代行だけではなく、万が一に備える保険としても司法書士へ依頼したほうが良いと考えられます。
ただし、司法書士に依頼する場合は費用がかかります。
そのため、どのくらいの費用がかかるのか、目安を確認しておくと安心です。
司法書士に依頼した際にかかる費用は、登記の種類によって異なります。
不動産を売却する際に必要な登記には、まず所有権移転登記が挙げられますが、この登記の費用は通常買主が負担します。
売主が費用を支払う可能性のある登記は、抵当権抹消登記と住所変更登記・氏名変更登記です。
これらの手続きを司法書士に依頼した際にかかる費用を、それぞれ確認しておきましょう。

司法書士へ依頼した際にかかる費用①抵当権抹消登記

売却する不動産に抵当権が設定されている場合は、抵当権抹消登記をおこなって抹消する必要があります。
抵当権は、住宅ローンを完済しても自動的には抹消されません。
そのため、すでに住宅ローンを完済していても、登記をまだおこなっていない場合は手続きが必要です。
また、売却金で住宅ローンを完済する場合は、決済が終わってから抵当権抹消登記をおこないます。
登記手続きをおこなう際は、登記の種類に応じた登録免許税がかかり、抵当権抹消登記の場合は不動産1つにつき1,000円です。
司法書士への報酬の目安は、5,000円から1万円ほどです。

司法書士へ依頼した際にかかる費用②住所変更登記と氏名変更登記

不動産の所有者の住所や氏名が登記簿と異なる場合は、売却前に変更する必要があります。
住所の場合は住所変更登記、氏名の場合は氏名変更登記をおこないます。
住居表示が実施された場合や婚姻によって名字が変わった場合などは、これらの登記が必要です。
登録免許税はどちらも不動産1つにつき1,000円で、司法書士への報酬の目安は1万円から1万5,000円ほどです。
なお、住所が変わった理由が住居表示実施である場合は、登録免許税はかかりません。

▼この記事も読まれています
不動産売却の理由によって異なる注意点とは?3つ(住み替え・離婚・相続)の売却方法について解説!

まとめ

不動産売却において、司法書士が果たす役割は重要です。
司法書士に依頼すると、登記手続きにかかる手間や時間を軽減できるだけではなく、不動産取引を安全かつ安心しておこなうことができます。
費用はかかりますが、売却時のトラブルを防ぐためにも依頼しましょう。
名古屋市天白区・日進市を中心に不動産売却のことならスムトコ不動産へ!
人生を楽しみ将来を分かち合えるパートナー企業として活動しています。
お気軽にお問い合わせください。


タグ一覧

ブログ一覧ページへもどる

まずはご相談ください!

052-804-3615

営業時間
09:30〜18:00
定休日
火曜日 水曜日

村上重國の画像

村上重國

資格:宅地建物取引士

愛知郡東郷町で生まれ育ち、現在は日進市に在住しております。
幼少期から地下鉄鶴舞線と名鉄豊田線を利用することが多く、特に名古屋東部エリア(名古屋市天白区・名古屋市名東区・名古屋市緑区・日進市・長久手市・東郷町)に馴染みがありますので、エリアの特性や慣習、人気のお店や街情報など、何でもお尋ねください。

村上重國が書いた記事

関連記事

不動産売却お役立ち情報

売却依頼

買取実績

スタッフブログ

売却査定

お問い合わせ